〜国語の成績を上げたい人のページ〜
3、自分の考え方を変えられない
私の教え子には、国語の偏差値を実際に20も上げた生徒がいます。
たとえば昨年5月に指導をはじめたとき偏差値が42だったMさん(市進に通塾)が、今年の4月年に62(首都圏模試)をとりました。
また、昨年10月に偏差値が34だったK君(早稲田アカデミーに通塾)が、半年後の今年4月に55(合不合予備テスト)をとっています。
しかし、この生徒たちに特別な才能があったとは思えません。
特別な勉強法を教えたというわけでもないのです。
ただ一つ考えられることは彼らが皆、素直で真面目な生徒であったことです。
ここで言う素直で真面目とは、「教わったことを信じて実行しつづける」という意味です。
そもそも「学ぶ」とは「まねる」から派生した言葉なのです。
国語が苦手なお子さんに共通するのは、自分の考えにこだわる子です。
国語の成績を上げる近道は「自己流の解き方を捨てる」ことです。
成績を順調に伸ばしている子は、柔軟性があり、虚心坦懐に問題に取り組める子なのです。
国語が苦手なお子さんに訊いてみてください。
「いままで自己流でやってきて、成績は上がっていますか?」
「うまくいかないやり方を、ずっと続ける理由は何ですか?」
新たなやり方を身につけるのが面倒くさいというのが、その理由でしょう。
あるいは、本気で中学受験に取り組んでいない、向上心のない子だからでしょう。
自分のスタイルを変えようとしない頑固さは中学受験においては「百害あって一利無し」なのです。