〜国語の成績を上げたい人のページ〜
4、すぐに結果を求める
すぐに結果を求め、良い結果が出ないとやる気をなくす子が少なからずいます。
偏差値は株価ではありません。
その動向にいちいち一喜一憂してはいけません。
「模試の結果は良くて良し、悪くてさらに良し」なのです。
結果が悪いのは、入試までにその弱点を克服するようにと教えてもらっているのですから。
「本番前にそれに気づかせてもらえてありがたい」と受けとめることです。
模試は練習試合にすぎないのです。
そこから何かを学ぶことが重要なのです。
国語は他教科と比べ思考を根本から変えていく作業が不可欠な分、時間がかかります。
言葉の数を増やす必要もあります。
私の経験では国語ができるようになるには、早い子で半年、普通の子では1年かかります。
目先の成績にとらわれず、教わった通りのことをコツコツとこなし、学力のピークが受験当日になるようにしたいものです。
そういうタイミングを見計らって指導していくのが私ども家庭教師の役割なのです。
そして、その時までお子さんと親御さんが辛抱できるかが重要です。
昨年、何度か挫折しかけながらも、小6の夏に54だった偏差値を入試直前に63にまでもっていき、見事に雙葉中学に合格した生徒がいました。
その子は同時に、忍耐力も身につけたはずです。
それは今後の人生の支えになるでしょう。
すぐに結果を求めたり、あきらめたりする人は何も得られないのです。